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ゆえに指導は奥が深い

 最近は塾の生徒の成績をブログに書かなくなった(数字としてはそれほど大きな変化がないため)が、久しぶりに先日集計が終わった2学期期末試
験の塾内平均を記す。

(中1)平均414点
(中2)平均422点
(中3)平均420.4

数年前と比較すると、各学年ともに15点〜25点程度下がっている。要因としては、もちろん新課程になり内容が増えたこともある。在籍する生徒の学力面は年によって多少のばらつきはあるが、うちの塾は、小学生や中1のはじめから在籍している生徒を除いて、5教科の合計で言えば300点台で途中入塾するケースが最も多く、400点台や200点台がごくたまにいる。

塾を開いて8年目だが、指導内容としては「定期試験対応」の割合を年々減らし、「実力テスト」に強くなることをめざしてやってきた。定期試験に関しては、塾に依存した勉強ではなくできるだけ早期に「自分で勉強する」スタイルを身につけさせること。これに力を入れている。

具体的には、中1、中2までに定期試験の教科別の勉強のやり方(あくまで自学の方法)を細かく指導し、試験前の勉強会では俺の前でそれを実践してもらい、個別にアドバイスをする。また、家では実践ができずにいる生徒には、試験の相当前から自習に来ることを促し、家でやる勉強内容の計画立てや遂行のチェックを入れる。そして、中3ではどの学校も進度が遅いこともあり、塾ではどんどん先に進むため、定期試験用の授業や対策はほぼゼロとなる。(試験前の数回の授業は塾の進度を止めて自習および質問の時間にする程度のことはする)

使用教材にしても、「準拠」はほとんどない。

(中1・中2)英語(準拠2冊+教科書)、数学(非準拠2冊)、国語(非準拠1冊)、理科(非準拠2冊)、社会(非準拠2冊)。

(中3)英語(準拠1冊+非準拠2冊+教科書)、数学(非準拠2冊)、国語(非準拠1冊)、理科(非準拠5冊)、社会(非準拠4冊)。※注意:中3の教材には中1と中2のころの教材を引き続き使っているものも一部含まれている。3年から入塾する生徒には、3年生用の教材以外にこちらが指定した1,2年の教材は購入してもらっている。

と、このような感じ。塾としては持たせる教材の数は多い方ではないだろうか。

ご覧のように英語以外は中1からほぼ「非準拠」となっている。移行期のはじめは、特に中1ではベッタリ定期試験の対策をやってもらっていて中2になってこの形態になった代の生徒は戸惑っていたが、だんだんとこれが定着してきた。

定期試験の塾内平均が下がることも当然予想した。実際、450点を超える生徒は数年前よりも減ったし、内申(通知表)の評定も前に比べればやや下がったかもしれない。ただ、いずれも想定内である。

一方で、定期試験内容をせずに実力試験を伸ばしたいという思惑は、なかなか思うようにはいかない。中2まで実施するI社の全国模試では偏差値60を超える生徒が増えたわけでもなく、トップ校の合格者が激増したわけでもない。ちなみに中3の模試は県入試に即した模試を実施しているが、中2までのI社の模試の偏差値とはだいたい「+5」ぐらいの差があるとみている。

定期試験完全対応型にすることによる弊害を、俺なりに感じたことがあって今のスタイルに変えてきたわけであるが、まだまだ道半ば、納得の行く状態にまで作り込めていない。ただ、自分で考え、俺に相談し、自学の時間を増やして頑張る生徒たちは確実に増えてきたように思う。何度も話題に出して申し訳ないが、今年の7期生の中3は、過去最弱の学力だと言ってきたが、塾で自習をする回数や時間数においては過去最高である。それだけではなく、これまで中2が塾の日以外に自習に来るというのはレアケースであったが、昨年あたりから少しずつ見られるようになった。

俺の授業にしても、毎年、新しい発見と大きな手ごたえがある。「うああ、この授業、昔の生徒にもやってあげたかった!でも、あの時は思いつかなかったからなあ。」という後悔の念が湧くうちは自分がまだ進化している証拠だ。一方で、今教えていても「ん・・・もっとこう、パーッと生徒の視界が開けるような方法を提示できないのか・・」ともどかしい気持ちを感じることもある。

毎年毎年、常に「最高の指導」をめざして、今年もまた試行錯誤を繰り返しながらやっている。指導というものは実に奥が深い。この仕事を続ける限りは当然、どんどん掘り下げながら追求して行きたい。まだまだ塾生たち(全体)を、俺が思い描くような、骨太でシャープな筋肉質の勉強集団にして行きたい。





ロカビリー * 教務のブルース * 16:51 * comments(4) * -

コメント

いつも先生のブログで勉強させていただいております。
ツイッターにて拝見致しましたので、ご存知かと思いつつも、コメントさせていただきます。

早稲田佐賀の件です。
ボーダーラインは分からないのですが、昨年度の実質倍率は463人受験の合格者363人で1.28倍

福岡の高校で明善の総合文化に不合格の子も早稲田佐賀は合格、大濠はスーパー特進不合格で進学コース合格の子が合格してますので、その辺りがボーダーかと思われます。
下記データはブロッサムの佐賀県一斉模試帳票よりの抜粋ですので、おそらく同社の福岡県一斉模試の追跡調査結果からではないかと思われます。

たいした情報ではありませんが、少しでもお役に立てば幸いです。
Comment by 久保田志朗 @ 2013/12/11 7:22 PM
久保田先生

ありがとうございます。

大変貴重な情報です。

本当にありがとうございました。
Comment by ロカビリー @ 2013/12/11 10:24 PM
お役に立てたのなら幸いです。
先生は塾の所在地等を明記されていませんので、上記コメントの公開はご迷惑ではなかったでしょうか?
ご迷惑な場合は、このコメント共々非公開で削除いただいて構いません。

これから大変な時期ですがお体ご自愛下さい。
ブログの更新心よりお待ちいたしております。
Comment by 久保田志朗 @ 2013/12/12 1:07 PM
久保田先生

いえ、こちらこそ、先生から実名を出された上で情報を頂いておりながら、ブログ・ネームのまま返信するご無礼をお許しください。塾内のことや自分の心情をできるだけ赤裸々に表現する関係で、ブログ開設当初から匿名でやっております。しかし、1度でもお会いした方にとってはほとんど意味がないのですが(笑)。

私も昨年からブロッサムの模試を使っています。ここ、現在ブレイク中の模試業者ですよね。

ご丁寧にありがとうございました。

Comment by ロカビリー @ 2013/12/12 1:55 PM
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